仲俣暁生 極西文学論―West way to the world発売


烏丸:id:solarさんね。
domi:ついに出ましたか。
烏丸:ラインナップがいいよね、押さえなきゃいけない作家は全部押さえている感じ。村上春樹に、阿部和重
domi:星野智幸舞城王太郎吉田修一……。中堅大学の文学部に需要がありそうなラインナップですこと。
烏丸:全部読んでるあなたもあなただけどね。
domi:この人、加藤典洋を敵視しているくせにスタイルがそっくりだなあ。論旨じゃなくて文章で読ませるとことか。
烏丸:加藤さんの文章、カッコいいじゃない、どこが悪いの?
domi:あと、内容の深読みというかこじつけというか……
烏丸:それが日本の文芸評論だからいいの!
domi:それにしても晶文社からですか。最近文芸がんばっているなあ。
烏丸:この人、吉田秋生のファンだったよね。この出だしは『カリフォルニア物語』が好きな人にはたまらないよ!!!
domi:なるほど、「西から来た少年」の「西」は極西=日本ってわけね。