こうの史代『ぴっぴら帳』第１巻 再販決定

domi：ついでにこちらも。
烏丸：私は『ぴっぴら』も大好き！　こうのさんは本来こういうまったり系の人だよ。
domi：とりあえずは買いだね。

こうの史代『夕凪の街 桜の国』文化庁メディア芸術祭漫画部門大賞を受賞！

烏丸：とりあえずおめでとう！
domi：これって「誰でも楽しめる無難な漫画」に贈る賞だよね。『バガボンド』とか。
烏丸：たしかに、そういうのとはちょっと毛色は違うけど、いいんじゃない？
domi：まあ、このまま埋もれるのはもったいない作品だしね。ただ、読み方が難しい。
烏丸：それはあるかも。
domi：ちょっと間違うと、ただの反戦マンガになったり泣きマンガになったりする。
烏丸：そういうのはもったいないと思うけど、仕方ないんじゃない？
domi：まあね。とにかく、これを機会にもっとこの傑作がたくさんの人に読んでもらえれば。

仲俣暁生 極西文学論―West way to the world発売

烏丸：id:solarさんね。
domi：ついに出ましたか。
烏丸：ラインナップがいいよね、押さえなきゃいけない作家は全部押さえている感じ。村上春樹に、阿部和重！
domi:星野智幸、舞城王太郎、吉田修一……。中堅大学の文学部に需要がありそうなラインナップですこと。
烏丸：全部読んでるあなたもあなただけどね。
domi：この人、加藤典洋を敵視しているくせにスタイルがそっくりだなあ。論旨じゃなくて文章で読ませるとことか。
烏丸：加藤さんの文章、カッコいいじゃない、どこが悪いの？
domi:あと、内容の深読みというかこじつけというか……
烏丸：それが日本の文芸評論だからいいの！
domi:それにしても晶文社からですか。最近文芸がんばっているなあ。
烏丸：この人、吉田秋生のファンだったよね。この出だしは『カリフォルニア物語』が好きな人にはたまらないよ！！！
domi:なるほど、「西から来た少年」の「西」は極西＝日本ってわけね。

『ガラスの仮面』第42巻発売

烏丸：全国に書店に配本中〜
domi：４年ぶりくらいじゃいないの？　待たせたなあ。
烏丸：だいぶ改稿しているよね、桜小路君がケータイ使ってたり。
domi：時代の流れを感じるなあ〜　次はいつ出るんだろ

「『イノセンス』METHODS 押井守演出ノート」単体での発売決定

烏丸：『パトレイバー2』のMETHODSはヤフオクやアマゾンで大変なことになっているよね。
domi：復刊ドットコムで出たときに買っておけばよかったなあ。
烏丸：５冊ぐらい買っておいて売ればよかったよね。
domi：って、いうか今売りに出している人って（以下略）

あだち充『タッチ』映画化

烏丸「なぜ、今更？」
domi：『Ｈ２』も石原さとみで映画化されるらしいしね。
烏丸「南ちゃんをやるのは、あの“セカチュー”の娘？」
domi：そうみたい。顔は思い出せないけどねー
烏丸「犬童一心監督なのね、『ジョゼと虎と魚たち』は良かったけど」
domi：あれねぇ、良かったけど、ちょっとわざとらしいかな。